市原牛久37・6度 千葉県内危険な残暑、平年より約6~11度暑く 5地点で35度超え、3地点9月最高気温 21日も熱中症アラート

千葉県内は20日、全域で厳しい残暑となり、銚子地方気象台によると、市原市牛久で気温37・6度に達した。この場所の9月の観測史上最高気温を更新した。千葉県内全15観測地点のうち5地点が35度以上の猛暑日となり、平年と比べ、約6度~約11度暑かった。
気象庁と環境省は21日についても、千葉県内に熱中症警戒アラートを出した。20日同様の危険な残暑になる可能性が高い。
20日の猛暑日地点は市原市牛久のほかに鴨川市(36・7度)、茂原市(36・0度)、佐倉市(35・3度)、木更津市(35・1度)。
千葉県内では市原市牛久と茂原市で2010年9月22日に猛暑日を記録しているが、この年に迫る異例の遅い時期の猛暑日だった。
鴨川市と君津市坂畑(34・7度)も、それぞれの市での9月の観測史上最高気温を更新。千葉県の午後4時までの集計で8人が熱中症の疑いで救急搬送された。
22日からは前線南下の影響で気温が下がりそうだが、平年と比べた高温傾向はまだしばらく続く見通し。