海洋高校出身の関脇・大の里が秋場所で2度目の優勝を飾りました。大の里は大関昇進の目安となる3場所33勝も上回り、大関昇進を確実に!優勝を決めた一番を振り返ります。
12勝1敗の単独トップで迎えた9月21日の大関・豊昇龍戦。大の里はこの一番に勝てば、2度目の優勝を決めるとともに、大関昇進が確実となります。
中学・高校時代を過ごした新潟県糸魚川市ではパブリックビューイングが開かれ、会場には海洋高校の後輩の姿も見られました。
【海洋高校相撲部 武藤隼 副部長】
「11連勝して勢いがあったので、そのまま優勝してほしい」
【会場を訪れた人】
「普通通り行ったら、きょうの勝負一番。あすのことは考えない。それで行くでしょう」
運命の取り組みを前に、第二の故郷のボルテージも上がります。
ここまでの対戦成績は不戦勝以外で勝ちがない天敵・豊昇龍。大の里は立ち合いから一気に押し出し、2度目の優勝を飾りました。大関昇進の目安となる3場所合計33勝を上回る34勝目を挙げ、大関昇進を確実にしました。この快挙に…
【海洋高校相撲部 武藤隼 副部長】
「すごかった。今まで勝ったことがない大関にあんなに良い相撲で勝った。集中していたのがすごかった」
【会場を訪れた人】
「感動というか胸いっぱい。言葉は思い浮かばないが、頑張ってもらってよかった」
22日の一番は敗れ、13勝2敗で秋場所を終えた大の里。
【秋場所優勝 関脇・大の里(海洋高校出身)】
「先場所、悔しい思いをした場所だったので、本場所はなんとか頑張りたいということで結果が出てよかった。番付が発表されたら、それに向けてしっかり、またさらに高みを目指して頑張りたい」
初土俵からわずか9場所での大関昇進は昭和以降最速です!日本相撲協会は25日に臨時理事会などを開き、大の里の大関昇進を正式に決めます。