茂みの中に潜んでも上からは一目瞭然。
ウクライナ国防省は2024年9月18日、東部ハルキウ州において進撃してきたロシア軍部隊の撃退に成功したと発表。映像を公開しました。
説明によると、ロシア軍は戦車と歩兵戦闘車からなる機械化部隊で、ウクライナ軍陣地の攻撃を図ったとのこと。しかし、ウクライナ側はドローンなどを駆使して撃退した模様です。
「撤退するヤツも容赦なし!」“異形の戦車”主体のロシア軍部隊…の画像はこちら >>ドローン対策用にコープケージなどが取り付けられたT-72戦車(画像:ロシア国防省)。
公開された映像を見ると、いわゆる「亀戦車」と呼ばれる、自爆ドローンやミサイルの直撃を受けても撃破されないよう、砲塔だけでなく車体の部分も前面以外を装甲で覆っている戦車が確認できます。その後ろには、やはり同じように増加装甲を取り付けた装甲車が続いており、部隊として疾走しているものの、開けた場所でウクライナ軍の攻撃を受けて立ち往生、中にはUターンして退却するものの後ろから自爆ドローンが迫り、体当たり攻撃を受けて撃破される様子が収められていました。
イギリス国防省は2024年9月15日、ロシア軍が複数の地域で攻勢に出ており、ウクライナ東部ではヴフレダルとポクロウシク南東で徐々に前進していると発表。また、ロシア軍が人員や装備の能力不足をカバーするために、人海戦術に依存しているとも分析しています。 同国国防省では、ロシア軍の死傷者は9月を通じて1日平均1000人を超える可能性が高いと推測しています。