【実食レポ】これが180円だと…!? ファミマ新作「こんがりビストロまん ごろっと野菜の焼きカレー」がうなるウマさだった

「最近のコンビニってスゴいな……」。誰もが一度はそう思ったことがあるはずだ。

お弁当もスイーツもどんどん美味しくなるし、カップラーメンのクオリティだって10年前と今とでは比較にならない。要するに、日々進化しているのだ。個人的には、ファミリーマートで「プロシュート」が発売されたときは衝撃的だったし、超ウマかったので周りの人間から塩分過多を心配されるほど食べ続けた記憶がある。

そのファミマから現在、進化の極みのような中華まんが販売されているのをご存じだろうか。その名も「こんがりビストロまん ごろっと野菜の焼きカレー」である。「最近の中華まんって美味しいよね~!」なんてレベルじゃないこの逸品について、さっそく詳報をお伝えしたい。
○「こんがりビストロまん ごろっと野菜の焼きカレー」を実食!

ファミリーマートが誇る”進化系中華まん”、それが「ビストロまん」である。

昨年9月に第1弾となる「とろ~りチーズカレー味」が発売され、これが約2カ月で300万食を突破するほどの大ヒットとなり、同年12月には第2弾「とろ~り濃厚チキンクリーム味」を販売。これもやはり大ヒットし、なんと累計販売数940万個を突破する大人気シリーズとなったのだ。

最大の特徴は、通常の中華まんが具材を生地で覆っているのに対し、「ビストロまん」は天面に生地がなく、一口目からダイレクトに具材を楽しめる作りになっていること。

後ほど詳しく紹介するが、その生地や具材、味の設計にもかなりのこだわりが詰まっていて、しかも価格も100円台に抑えられているので、一口食べただけで「こりゃあ売れるわ……」とうならざるを得ないのである。

第3弾となる「こんがりビストロまん ごろっと野菜の焼きカレー」は9月17日から販売が始まったばかり。発売の報(しら)せを受け、早速近場のファミマに向かってみたところ……

よし、あるある! 1店舗目では売り切れていたので、一時は「これは長期戦になるかもしれない……」と覚悟したが、なんとか2店舗目で無事ゲットすることができた。

それでは、開封!

おお~、このビジュアル、たまらん。中にシチューが入ったパイ包みを連想させるというか……これもう絶対ウマいじゃん。青山にあるオシャレな高級パン屋さん的なところのガラスケースに並んでいそうなかわいらしさである。

生地は蒸すだけでなく、焼いてもいるのでこういった色になっているっぽい。美味しそうな具材も視認できるし、早くも食欲がそそられるではないか。

横から見ると……

しっかり厚い。

生地を断面図で見てみると、「あ、やっぱり中華まんなんだな」ということが確認できる。それではそろそろ、いただきましょう。パクッ。

うわ~……ウマッ……。めちゃウマいんですけど……。まず、生地がすごくもっちりしていて美味しいし、多分、焼いたことによる香ばしさも手伝ってすごくいい風味になっている。でも、ちゃんと中華まん。かなりの工夫が施されているんだけど、中華まんとしての体裁からは逸脱せずに進化を遂げている。

そして何よりこの中身ね! 牛ひき肉も野菜もゴロゴロ入っていて、それぞれの食感も立っているので、「これはパプリカかな」「ニンジンかな」「ズッキーニかな」といった具合に、かむたびに素材の味が楽しめる。この食感の楽しさ、味わいの強さは間違いなくこの「こんがりビストロまん ごろっと野菜の焼きカレー」の大きな特徴だろう。

もちろん、カレーとしての味付けもスゴい。クミン、ガラムマサラといった数種類のスパイスを使っているというだけあって本格的だし、これが肉や野菜の旨み、甘み、そしておそらくチーズのまろやかさとあいまってめちゃコク深い味わいになっているのだ。

「焼きカレー」らしい香ばしさや風味も食欲をかき立ててくれる。これが180円で味わえるというのだから最近のコンビニはホントどうかしている。

トリッキーな変わり種ではなく、ちゃんと「中華まん」としてのルール内で最大限の美味しさ、新しさを目指す。そんな想いやプライドが形になったかのような進化系中華まん「ビストロまん」の最新作、ぜひお試しあれ。食べているだけでワクワクしますゾ!

猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら