前線の人員不足の影響?
ロシア海軍の空母「アドミラル・クズネツォフ」の乗組員がウクライナとの戦闘に動員されている可能性があることが2024年9月20日、オープンソースの情報研究者Moklasen氏がXに公開した情報により明らかとなりました。
ロシア 空母の復帰をついに放棄!? 乗組員や艦載機を「過酷な…の画像はこちら >>空母「アドミラル・クズネツォフ」(画像:ロシア国防省)。
Moklasen氏が公開した情報によると、「アドミラル・クズネツォフ」約1500人の乗組員は、第78987機械化大隊として編成され、ウクライナに動員されているとのことです。
「ディフェンス・エクスプレス」「ミリタヌイ」などウクライナメディアの報道によると、同大隊は当初ハルキウ方面に駐留していましたが、その後、ポクロフスク地区に再配備されたとのことです。
ハルキウ方面での戦闘で、第78987機械化大隊の数名が行方不明となっており、隊員の情報を確認すると海軍の兵士でかつ「アドミラル・クズネツォフ」の乗組員であったということで、注目を集めています。
なお、「アドミラル・クズネツォフ」は2018年10月30日に浮ドックPD-50での事故で、深刻な損傷を受け、修理中の2019年12月に空母内で火災が発生。2022年に復帰する計画を立てていましたが、同年12月に再び別の火災が発生しさらに遅延しました。2023年7月には復帰が2025年になるという報道もありましたが、今回の乗組員以外にも、以前に艦載機であるMiG-29KRがクリミア半島のサキ航空基地に配備されていることも確認されており、このまま退役する可能性も指摘されています。