ヘルメット努力義務化、「知っている」人の割合は?

リスク対策.comはこのほど、2023年4月1日から努力義務化される自転車のヘルメット着用に関する調査結果を発表した。調査は3月19日~21日の期間、20歳以上65歳以下の会社員で日常的に自転車を利用している人822人を対象に行われた。

改正道路交通法の施行により、2023年4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されることを知っているか尋ねると、「知っている」は68.4%、「知らない」は31.6%となった。

ヘルメットの購入予定については、64.6%が「持っておらず購入する予定がない」と回答。他方、「すでに持っている」は13.6%、「持っていないが購入する予定」は14.5%となり、ヘルメットを新たに購入しようと考えている人は、「わからない」(7.3%)を加えても約2割にとどまった。

ヘルメット着用に関する意見として、「努力義務だが着用したくない」など複数の設問文について、「全くそう思わない」~「非常にそう思う」の5段階から最も当てはまるものを選んでもらったところ、「努力義務だが着用したくない」は、「非常にそう思う」「ややそう思う」の割合が他の項目より高い結果となった。平均点をみると、「努力義務だが着用したくない」は3.54で、「努力義務だから着用したい」の2.77を大幅に上回った。

また勤務先におけるヘルメット着用の周知状況を調べたところ、「特に周知されていない」が圧倒的に多く74.6%。次いで「チラシやポスターで貼られている」が15.7%、「社内報や一斉メールで周知されている」が8.6%と続いた。