こりゃすごいわ…。
熊本空港(阿蘇くまもと空港)の新ターミナルが、2023年3月23日にオープンしました。「熊本地震からの創造的復興のシンボル」としてオープンしたというこの新ターミナルは、どのようなものなのでしょうか。
脱・プレハブ空港だ! 熊本空港の新ターミナル、ついにオープン…の画像はこちら >>熊本空港の新ターミナル(画像:熊本国際空港)。
新ターミナルは、国から要求された水準を上回る高い耐震性能を誇るほか、館内カメラ等によりリアルタイムに混雑状況を把握し、旅客の一連の手続き所要時間の計測と予測を行うシステム「旅客動態管理システム(=PFM)」を導入し、ソーシャルディスタンスを確保するなどの工夫を凝らしています。デザインは熊本城の黒漆・漆喰をイメージした陰影のあるものとのこと。国内線が黒、国際線が白で統一されるなど、視認性の向上も図られています。
また、旅客利便性の向上が図られており、自動手荷物預け機や、パソコンの取出しが不要となる高性能な機器が搭載された保安検査場などを設置。保安検査通過後の搭乗待合エリアには、7店舗が入居し、あか牛丼や馬刺しなど熊本の名物が楽しめるフードコートエリアや、熊本の人気店を集めた「デパ地下ゾーン」などが設置されているとのことです。
今後熊本空港は、2024年秋頃をめどに、空港リニューアルの2期として、広場を中心とした「地域にひらかれたにぎわい空間」を設置。交流人口を拡大する動きを加速していくとしています。
なお、新ターミナルオープンまで使用されていた、プレハブのような簡易的な作りだった仮設国内線ターミナルや旧国際線ターミナルは、この新ターミナルのオープンをもって、役目を終えることになります。