岐阜県揖斐川町が発注した工事を巡り、収賄の罪に問われている元職員の男の裁判で、検察は懲役4年6カ月を求刑しました。
起訴状などによりますと、揖斐川町の元職員・小寺淳一被告(56)は、町が発注した土木工事を巡り建設会社に便宜を図った見返りとして、およそ350万円を受け取った収賄の罪などに問われています。
これまでの裁判で、小寺被告は起訴内容を認めていました。
29日の裁判で、検察は「公務の適正や社会の信頼を害した結果は大きい」などとして、懲役4年6カ月を求刑しました。
弁護側は「立場を失った今では、同様の犯罪を行うことはできず再犯の恐れはない」などとして寛大な判決を求めました。
判決は4月14日に言い渡されます。