新潟市“能登半島地震の対応”を検証「避難所の鍵が…」「情報共有が不十分」 検証結果は10月中に公表へ

9月30日、新潟市で開かれた能登半島地震の初期対応についての検証会議。

【新潟市 野島晶子 副市長】
「いつ起こるか分からない次の災害に備えるため、課題の整理を行うとともに、改善に向けた取り組みを検討しているところ」

元日に発生した能登半島地震をめぐり、市は7月から8月にかけて各区で公聴会を開き、地震発生後の市の対応について市民からの意見を受け付けました。

この日の会議では、市民の意見も踏まえ、発災直後に避難所の鍵が開いていなかったケースがあったことや、市の災害対策本部会議での被害状況などの情報共有が不十分であったことなどの課題が挙げられ、改善に向け議論されました。

【新潟市危機対策課 瀧澤典彦 課長】
「迅速に被害状況を把握できるように、SNSなどを使い、市民の皆さんから情報を集められるような体制を取れるように検討していきたい」

市は10月15日に有識者による公聴会を開き、10月中に検証結果をまとめた報告書を公表することにしています。