コロナ禍でも冬でも「グランピング」人気、手ぶらで訪れ「非日常」体験できる…各地の施設で満室状態

「グラマラス」と「キャンピング」の造語で、ホテル並みのサービスでキャンプを楽しむことができる「グランピング」が全国各地で話題沸騰中だ。2021年にオープンした「EAST COAST FINE GLAMPING 茨城ひたちなか」は、新型コロナの影響を受けることなく、満室状態が続いている。同施設の渡辺悟さん(34)は「調理グッズなども完備しています。チェックアウトまでドームで楽しめるので、他のお客さまとの接触機会も少なく安心していただけるようです」と魅力を説明した。
宿泊料金は、1泊2食付きで1人あたり2万5000円から。3世代で訪れる利用客も多く、70代女性は「孫たちと2日間楽しめました。景色もよく、また来たい」と満足した様子だった。
また、静岡・富士宮市の「GRAN REGALO ASAGIRI」では、富士山の麓・朝霧高原で満天の星空を一望することができる上、「料理が格別においしい」と評判が高く、県内からの利用客も多い。
地方創生を目指す荒瀬潤代表(47)は「肉は地元の牧場で仕入れ、旬の野菜も富士宮産です」と話し「グランピングは手ぶらで訪れ、時間を有効活用できるのが魅力。非日常体験ができるので一度来てもらえるとうれしいです」と呼びかけた。(坂口 愛澄)