「心配な春」4月も食品約4800品目が“値上げ”… マヨネーズ・しょうゆ・ヨーグルトなど

物の値上げに歯止めがかかりません。4月は国内の食品主要メーカーの商品、約4800品目が値上げとなる見込みです。家庭にとっては「心配の春」となりそうです。

【飛田厚史アナウンサー】
「4月から、さらに値上げが拡大。家庭にも影響が出ているようです」

帝国データバンクの調査によりますと、国内の主要食品メーカー195社の商品のうち、4月から値上げ、または内容量を減らすなど実質値上げとなるのは、4892品目に上るということです。

今年1月から4月にかけ、値上げとなる商品は1万5000品目を突破する見込みです。

マヨネーズ大手のキューピーは、鳥インフルエンザの感染拡大による卵の価格高騰を受け、4月からマヨネーズ450gの価格を税別で42円値上げします。

さらに、飼料の高騰で生乳取引価格が上昇し、乳製品にも価格改定の波が…

乳製品大手の明治はヨーグルト400gを税別で10円値上げするほか、家庭用のバターやチーズ、合わせて201品目が最大13%値上げします。

【街の人】
「マヨネーズはポテトサラダを作るときに使う。マヨネーズを減らしてみたり…?やっぱり、食べたいので作る」

【街の人】
「ヨーグルトは毎日食べるので、それはちょっと困るかもしれない」

【街の人】
「自分が食べなくても“やっぱり孫には”と思う」

帝国データバンクは、4月から政府の輸入小麦売り渡し価格が5.8%引き上げられるなど原材料の高騰による値上げが今後も続くとみていて、消費者にとって心配な春となりそうです。