「プロじゃない!」ロシア軍機がアラスカ上空で危険行為 米空軍司令官が怒った飛び方とは

一歩間違えれば空中衝突…。
北アメリカ航空宇宙防衛司令部は2024年10月1日、アラスカの防空識別圏(ADIZ)でロシア軍のSu-35に危険な接近を受けた映像を公式Xで公開しました。
「プロじゃない!」ロシア軍機がアラスカ上空で危険行為 米空軍…の画像はこちら >>挑発行為とも思える距離に接近するロシア軍のSu-35(画像:北アメリカ航空宇宙防衛司令部)。
この行為は9月23日にADIZ内で活動する4機のロシア軍機を追跡中に発生したとのことです。このときロシア軍機は国際空域に留まり、アメリカやカナダの領空へは侵入しませんでした。
しかし、追跡中に1機のSu-35に不用意な接近を受けたとのことで、公開された動画では、ロシア軍の大型機を追跡しているアメリカ空軍機の目の前をSu-35が横切る様子が確認できます。
北アメリカ航空宇宙防衛司令官のグレゴリー・ギヨ大将は「この行為は危険で、プロフェッショナルではない。飛行中の米露全機を危機にさらしたものであり、プロの空軍で見られるものではない」と非難しました。
なお、 北アメリカ航空宇宙防衛司令部はアメリカとカナダが共同で運用している連合防衛組織で、北アメリカでのミサイル警戒や戦略爆撃機の動向などを監視しています。