【速報】ホットドッグ3歳児寝たきり事故 四街道市、上告へ「判断に疑義」 1億800万円賠償命令

四街道市立の保育所でおやつのホットドッグを喉に詰まらせ、低酸素性脳症で寝たきりになったとして、当時3歳の男児と両親らが市に慰謝料などを求めた訴訟で、1億800万円の支払いを命じた東京高裁判決を受け、同市は4日、上告する方針を明らかにした。上告を申し立てるための関連議案を9日に開かれる市議会臨時会に提出する。
市保育課は「(高裁の)判断に疑義があり、上告の結論に至った」と説明した。
事故は2017年2月に発生。22年10月の一審東京地裁判決は請求を棄却したが、先月26日の高裁判決は「男児は知的障害もあって食べ物をよくかまないでのみ込もうとすることがあり、保育士も認識していた」と指摘。「ウインナーの皮を取るなどの配慮をしなかった」と注意義務違反を認めた。