富士甚醤油はこのほど、全国の20歳以上の男女1,000名を対象に「味噌とやさしさに関する調査」を実施した。調査機関はネオマーケティング。
同調査は、同社の「4つのやさしさ」にこだわった味噌「ジップみそ やさしさ仕立て」シリーズの発売に伴い、「味噌」と「やさしさ」を大きなテーマとして実施。「味噌」については、甘い・しょっぱいといった味の好みやその地域差を探った。
「やさしさ」については、今住んでいる都道府県の人はやさしいと思うかといった「人間性のやさしさ」と、環境に配慮したパッケージの商品を選んでいるかなど「環境へのやさしさ」それぞれについて聞いた。
また、一部の調査結果を基に都道府県別のランキングも発表。甘い味噌派が多い都道府県、しょっぱい味噌派が多い都道府県、やさしい人が多い都道府県、環境にやさしい都道府県など、各都道府県の特徴が垣間見える結果となった。
様々な種類や味が存在する、味噌。まずはどんな味噌が好みか聞いたところ、過半数が甘い味噌好きであることが判明した。
中でも「甘い味噌」や「どちらかというと甘い味噌」と回答した人が多い都道府県別のランキングでは、「鹿児島県」「愛媛県」「広島県」と西日本の3県が上位にランクイン。一方、しょっぱい味噌の支持率が高かった都道府県は「群馬県」「長野県」「岩手県」と、比較的東側の都道府県が上位に集まった。
また、「やさしい料理」といえば何を思い浮かべるかも調査したところ、様々な料理をおさえて1位は「味噌汁」だった。味噌汁の味やあたたかさに、やさしさを感じている人、やさしさを求めている人は多いと考えられる。
いま住んでいる都道府県の人はやさしいと思うか、という質問では、8割以上が「やさしいと思う」もしくは「どちらかというとやさしいと思う」と回答。やさしい人が多いという国民性が垣間見えるうれしい結果となった。
「やさしいと思う」「どちらかというとやさしいと思う」と回答した人の割合を基に、やさしい人が多い都道府県としてランキング化したところ、1位は「鹿児島県」、2位は「沖縄県」、3位は「秋田県」だった。
身近な存在として、家族の中で最もやさしい人は誰だと思うか聞いたところ、「自分」と回答した人を除くと「母」が特に多い結果になった。
「やさしさ」は世の中でどれくらい重要視されているのかに迫るべく、一つの基準として「恋人に求める条件」も聞いた。
その結果、「やさしい(73.1%)」が圧倒的1位に。「やさしい」と回答した人の割合が最も多かったのは「静岡県」、続いて「茨城県」「山形県」という結果だった。
「環境へのやさしさ」についても調査を実施。買い物をするとき環境に配慮したパッケージの商品を必ず選ぶ人・選ぶことが多い人は25.3%と少数派。一方で、ビニール袋を購入するのではなくエコバッグを使用している人は8割以上だった。
エコバッグの使用など、エコへの意識を持っている人は多いものの、パッケージなど細かいところまで気にしている人はまだ少ないことがわかった。環境に配慮したパッケージにはどんなものがあるか知らない、という人も一定数いるかもしれない。
買い物をするとき、「必ず環境に配慮したパッケージの商品を選ぶ」「エコバッグ」と回答した人の割合を基に、環境にやさしい都道府県ランキングを作成。その結果、1位は「愛知県」、2位「宮城県」、3位「秋田県」だった。