藤井聡太六冠(20)“一番きつかった話”で盛り上がる 名人戦を前に地元愛知のファンと和やかなひととき

愛知県瀬戸市出身の藤井聡太六冠(20)。名人戦を前に、2日、愛知県岡崎市で開かれた将棋イベントに出演し、「一番キツかった」エピソードを紹介、会場を沸かせました。
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2日に行われた「岡崎将棋まつり」。ことしで30回目を迎え、藤井聡太六冠らトップ棋士が集まりました。(藤井聡太六冠)「岡崎将棋まつりは子どものころ、結構大会の方に参加していまして、懐かしく覚えています」師匠の杉本昌隆八段(54)らとのトークショーでは、あまりの勝ちっぷりに石田和雄九段(76)が「対局が多いのに大変そうに見えない」と指摘すると…。(藤井聡太六冠)「2020年にコロナの影響で2か月くらい対局がなくなってしまった時があって、(対局が)再開された時にすごい勢いで対局が続いて、月に10局ぐらい指したと思うがその時が一番きつかったので、その経験があってこのぐらいなら大丈夫」
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と返し、会場は温かい笑いに包まれました。
(観覧客)「面白かった」「棋士の方って勝負しているところしか普段見る機会がないので、和やかにお話されているところが、見ていてとても面白かった」「憧れの藤井聡太六冠に会えて、涙が出そうになるくらいすごくうれしかった」また、午後には佐々木勇気八段(28)と公開対局。およそ900人の将棋ファンが見守る中、見事、藤井六冠が勝利しました。
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(観覧客)「非常に楽しい対局でした」「いつもテレビ越しとかしか見ていないので、あんな間近で、駒を打っている所とか、秒読みも聞こえたりしてリアルな空間を感じられて本当によかった」地元・愛知で過ごしたファンとの大切な時間。次に控えるのは最年少記録がかかった名人戦です。(藤井聡太六冠)「自分としても楽しみな気持ちが大きい。名人というのは本当にすごく歴史のあるタイトル。その舞台にふさわしい、良い将棋が指せるように頑張りたい」
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渡辺明名人(38)との名人戦7番勝負は、5日から始まります。