「野菜嫌いをゼロにしたい」JAとコラボした“クッピーラムネ” 発売1カ月で8万5千袋売り上げる大ヒット

名古屋市西区のカクダイ製菓がJAあいち中央と協力して売り出した、ニンジンなど3つの味が楽しめる「クッピーラムネ」が人気を集めています。 名古屋市西区にある「クッピーラムネ」を製造しているカクダイ製菓。1950年の誕生以降、幅広い世代に親しまれています。 酒造メーカーと作ったチューハイや、スーパー銭湯と作ったかき氷など、今まで様々なところとコラボしてきました。
2023年2月に発売した「クッピーラムネ」の新商品が、1カ月で8万5000袋を売り上げる大ヒットを記録しています。オレンジ・黄色・紫のカラフルな粒です。
カクダイ製菓製造部の田中部長:「JAあいち中央から、ニンジン・梨・イチジクの3種類をお願いされたんです」 さわやかな酸味のナシに、ふわっと香るイチジク、濃厚な甘さのニンジン。地元・愛知県の農産物を使用しています。
カクダイ製菓製造部の田中部長:「野菜をラムネにすることは今までなくて、結構ニンジン特有の青臭さみたいな感じのものが出てしまいまして」 コラボラムネは、通常の材料であるでんぷん・水・香料などにジュースや粉末を混ぜ、砂糖やクエン酸で味を整えますが、特に地元のニンジンは甘味が強く、味のバランスをとるのが難しかったといいます。
酸味を加えるなど、何度も試作してようやく完成。ニンジンにこだわったのには理由がありました。JAあいち中央産直振興部の岩戸さん:「野菜嫌いをゼロにしたい、野菜嫌いの子供を地域からなくしたいという思いで、あえてお子さんが嫌いなニンジンを選びました」 その思いが届いたのか、子供の反応も良く、今回作った3つの味の中でニンジンが一番人気だそうです。
JAあいち中央産直振興部の岩戸さん:「どうやったら地元の農産物を好きになってもらえるのかということを、今後も続けていきたいと思っております」