スポーツクラブ一日体験、正体は更衣室荒らし河崎圭史容疑者

全国のスポーツクラブの更衣室などで盗みを繰り返したとして、大阪府警都島署は4日、
横浜市泉区、無職河崎圭史被告(35)(起訴)を窃盗容疑で逮捕したと発表した。

河崎被告は偽名で一日体験コース会員になり、更衣室で利用客の隙を見てロッカーの鍵を
自分のものとすり替えていたといい、同署は裏付けの取れた25件(被害総額約650万円)
を送検した。

発表によると、河崎被告は1月7日、大阪市中央区のスポーツクラブの男子更衣室で、
男性客(36)のロッカーから約8万4000円入りの財布を盗んだほか、2008年9月から
今年1月まで兵庫、東京、北海道など7都道府県で同様の犯行を繰り返した疑い。

1月に大阪市内のスポーツクラブで被害が相次いだ際、警戒中の署員が同じ偽名で都島区の
店舗に再び現れた河崎被告を職務質問したところ、犯行を認めた。
河崎被告は「以前、健康食品販売会社に勤務し、出張先で盗みを重ねていた。
昨年11月に仕事を辞めてからは生活費や遊興費に困っていた」と供述している。