アパレルブランド『ユニクロ』から販売されている、『ヒートテック』シリーズ。
寒い日に着る、インナーの定番として、多くの人から愛用されていますよね。
2024年10月現在、そんな『ヒートテック』について「購入してから1~2年ほどで寿命が尽きる」という噂がSNS上で広がっています。
「え、そうなの!」と耳を疑いたくなる話ですが、本当なのでしょうか。真相を確かめるべく、株式会社ユニクロ(以下、ユニクロ)に聞いてみました。
まず、ユニクロに話を聞くと「ヒートテックに、耐用年数はありません」と回答がありました。
ただし、購入してからしばらく使っていくうちに、暖かさを感じにくくなる可能性があるとのことです。
着用頻度やお取り扱い状況、保管状態により異なりますが、着用やお洗濯で生地の劣化はどうしても進んでしまいます。
生地(ポリウレタン糸)が劣化するとストレッチ性が低下し、身体に密着しないため、暖かさを感じにくくなってしまいます。
『ヒートテック』は、生地と身体がぴったりと密着することで、暖かくなる仕組み。生地が劣化してしまえば、密着度が弱まり、本来の力が発揮できなくなるのです。
『ヒートテック』の構造を知っておくと、ユニクロの回答がスッと頭に入ってきますね。
衣服は、着用し続けると、どうしても劣化してしまうもの。しかし、せっかく購入したのですから、少しでも長く使いたいですよね。
最後に、ユニクロは、『ヒートテック』のお手入れのコツについても教えてくれました。
お洗濯の際、ほかの衣類と絡まって生地が伸びないように、洗濯ネットに入れてみてください。
また、洗濯回数が増えてしまうと、生地の劣化につながるため、何枚か使い回しいただくこともおすすめします。
着用頻度やお取り扱い状況、保管状態により異なりますが、生地が緩んできたり、身体にフィットしていないと感じたりしたら、買い替えをご検討いただいてもいいかもしれません。
生地が緩くなってきたと感じたら、買い替えやお手入れの見直しを検討してみてもいいかもしれません。
[文・構成/grape編集部]