末端価格1億7600万円相当の覚醒剤をキャリーケースに隠して密輸したとして、観光目的で中部国際空港から入国したフランス人の男が逮捕されました。
フランス国籍のトゥレ・マハマドゥ容疑者(38)は3月12日、覚醒剤およそ3キロ=末端価格1億7600万円相当を、販売目的で密輸したとして愛知県警に逮捕されました。
警察によりますと、トゥレ容疑者が中部国際空港に観光目的で入国した際、キャリーケースの底に覚醒剤を隠し持っていることがエックス線検査などで発覚していました。
調べに対して、トゥレ容疑者は「キャリーケースはフランスの市場で、アラブ人から30ユーロで購入した」と説明し、「覚醒剤が入っているとは知らなかった」と容疑を否認しています。
警察などは背後に密輸組織が関係しているとみて、実態解明を進めています。
※画像は中部空港税関支署提供