露軍が使った北朝鮮製ミサイルを解析 “とんでもない部品”多数発見される ウ政府「経済制裁が効いてない」

部品回収した結果は…。
ウクライナのアンドリー・シビハ外務相は2024年10月21日、北朝鮮製ミサイルを解析した結果、西側部品が使われていたと公式Xで明かしました。
露軍が使った北朝鮮製ミサイルを解析 “とんでもない部品”多数…の画像はこちら >>発射される火星11号ミサイルと運搬車両(画像:朝鮮中央通信)。
調査されたミサイルは、北朝鮮製の戦術弾道ミサイル「火星11号(KN-23)」「火星11号改(KN-24)」です。北朝鮮から供与を受けたロシア軍が、2023年末頃からウクライナへの攻撃で使用しています。
ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」によると、ミサイルはハルキウ攻撃などに使用されたそうですが、回収されたミサイルの破片のうち北朝鮮製と断定したものを分析した結果、アメリカや日本、EU加盟国など、いわゆる西側諸国でごく最近に製造された部品が多数含まれていたとのことです。
シビハ外務相はXで「とんでもないことだ、調査では西側製の部品が多数発見された。プーチン大統領と金委員長は依然としてそれらの製品にアクセスできる」と驚きを伝え、「私たちは同盟国に対し、制裁と輸出規制の強化を訴えます」と呼び掛けました。