田植えに向けての準備が進められています。新潟市では、農家に引き渡すための稲の苗作りが始まり、担当者は「良い苗で、良いコメを作ってほしい」と話しています。
【記者リポート】
「まもなく始まる田植えシーズンを前に、苗も青く色づき、順調に成長しています」
育っていたのは、5cmほどの青々とした苗。
JA新潟かがやきの潟東アグリセンターでは、専用の機械を使って育苗箱に種をまき、その上に土をかぶせる苗作りが始まりました。
今年から育苗箱を自動で積み上げる機械を使い、1時間で約2000枚の積み込みが可能に。手作業で積み上げていたときに比べ、作業時間は半減しました。
苗は農業用ハウスなどに移され、苗が引き渡される4月下旬に向け、すくすくと成長していきます。
潟東アグリセンターでは、約100軒の農家に向け、コシヒカリなどの育苗箱を合わせて9万5000枚用意する予定です。
一方で、物価高騰の影響を受け、1枚当たりの販売価格は約50円値上がりしました。
【JA新潟かがやき潟東アグリセンター 高橋裕貴さん】
「今年も、また春が始まったなという気持ち。私たちも頑張って良い苗を育てるので、ぜひ、その良い苗を使って、農家の皆さんにおいしいコメを作ってもらいたい」
田植えは4月下旬から始まり、5月の大型連休にピークを迎えます。