統計調査員かたる不審な住宅訪問 年収が想定できる住民税額など尋ねる 船橋市が注意呼び掛け

船橋市は25日、統計調査員をかたるなどした不審な住宅訪問が市内で計3件あったと発表した。「行政機関の統計調査を装い、個人情報を取得しようとする『かたり調査』は重大な事件につながる恐れがある」と注意を呼びかけている。
市によると、23日、西船橋駅周辺の住宅で「消費者庁の節税調査」と称して年齢や就業状況、年収が想定できる住民税額などを口頭で尋ねてくるケースが1件あった。同調査は行われておらず、不審に思った住人が国に問い合わせて発覚した。
市が報告を受け、ホームページなどで注意を促したところ、船橋駅周辺で同様のケースが1件、リフォーム業者を名乗る不審な訪問が1件確認された。
市デジタル行政推進課は「調査員が口頭で税額などを聞くことはない。統計調査員を装った不審な訪問や電話などがあったら連絡してほしい」と訴えている。