10月27日投開票された衆院選。自民党の候補は終始、裏金問題への釈明や火消しに奔走する選挙戦となりました。この政治とカネについて新潟県民にも話を聞きました。
【立憲 野田佳彦 代表】「ご当地のライバルは裏金をつくった人ですよね?うっかりじゃなくて、ちゃっかり、しっかりつくってきたんじゃないですか」【維新 吉村洋文 共同代表】「裏金つくるような政治やって、金に汚い政治やって、国民守ります。そんなことできるんですか?できません」【共産 田村智子 委員長】「裏金議員の禊ぎの選挙にこの総選挙利用しようとしているではありませんか」来県した野党の党首がこぞって批判の矛先を向けたのが「政治とカネ」をめぐる問題です。収支報告書への不記載が“ない”自民党候補も問題の火消しに奔走。【自民 斎藤洋明 氏】「皆さんにお詫び申し上げます。政治とカネの問題で相当な逆風にもとでの選挙です」【自民 鷲尾英一郎 氏】「深い反省に立って政治改革を成し遂げなければならない。しかし、こう主張している私は裏金問題ないんですよ」
自民党改革を訴えますが…【立憲 黒岩宇洋 氏】「できもしないけど、選挙に受かるために国民の皆さんには良いことを言う。これ、ただの嘘つきじゃないですか」【立憲 西村智奈美 市】「すっかり石破カラーは自民党カラーに塗り変わって、これでは政治は変わらない」野党候補の追及は止まらず。【立憲 菊田真紀子 氏】「自分たちだけは私腹を肥やし脱税まがいのようなことをするような人には退場してもらおうではありませんか」問題の渦中にいた2人は…【自民 高鳥修一 氏】「領収書は全部そろっている。いわゆる、使途不明金・裏金ではない」【自民 細田健一 氏】「1銭として使途不明金もなく、すべて領収書も公開されている」「裏金ではない」と釈明しますが、選挙終盤、党から非公認となった細田さんの政党支部に公認候補と同額となる2000万円が党から支給されていたことが明らかに。【自民 細田健一 氏】「党の判断で勝手に振り込まれたお金で、私としては1銭も使っていない」
最後まで「政治とカネ」の問題が取りざたされる状況に有権者は…【有権者】「棄権したことないけど、棄権しようかと思うくらい」【有権者】「自民党は信用できない。国民のほうを向いていない」【有権者】「ちょっと、もう、うんざり」【有権者】「まじめに税金を納めているのに、裏でああいうことやっているわけだから、そこはハッキリさせないと、いつまでも政治は良くならないし、社会も政治家は信頼できない」【有権者】「私利私欲の方が…みんないつもそうだが、国民のためという人はいないんじゃないかなと思う」政治不信がより高まる中、県民の声は国会議員に届くのでしょうか。