『ねないこだれだ』の作者・せなけいこさんが逝去 悲しみの声広がる

2024年10月28日、絵本作家のせなけいこさんが、同月23日に亡くなったことが分かりました。92歳でした。
産経ニュースによると、せなさんは、老衰のため神奈川県にある自宅で息を引き取ったといいます。葬儀は近親者のみで執り行い、後日、お別れの会を開く予定です。
1969年、『いやだいやだの絵本』4冊シリーズで作家デビューを果たした、せなさん。
貼り絵を用いた、ユーモアと温かさに富んだ作風は、多くの子供たちを惹きつけました。
特に、同年に発売された、表紙に描かれた白いおばけが特徴の『ねないこだれだ』は、せなさんの代表作。世代を超えて、現在まで読み継がれています。
せなさんの本を出版してきた、株式会社福音館書店は、Instagramアカウントでせなさんの逝去を発表。
投稿には、せなさんの娘で同じく絵本作家である、黒田かおるさんのコメントが添えられています。
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「母は、大好きなおばけに本当に会いに行ったのかもしれない」とつづった、黒田さん。「これからも母の作品を愛していただくと、きっと母は空からニッコリ笑うでしょう」とファンに感謝の言葉を添えています。
突然の訃報に、SNS上では悲しみの声が広がっています。
・絵とストーリー、すべてが大好きです。素敵な作品をありがとうございました。
・大好きな作家さんが天国に旅立たれました。ご冥福をお祈りいたします。
・ずっと子供たちに読み続けてほしい作品ばかり。大切な思い出です。
・幼かった頃に読んでいました。本当にお世話になりました。
せなさんの作品は、これからも多くの人の心に残り続けるでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
[文・構成/grape編集部]