マスクしていない人が「気になる」は半数 – 「個人判断」以降大きく低下

クロス・マーケティングは4月3日、「新型コロナウイルス生活影響度調査」の結果を発表した。調査はマスクの着用が個人判断となった2週間後の3月24日~26日、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500人を対象にインターネットで行われた。

直近1か月間でお金を支払ったモノや活動について教えてもらったところ、「グルメ・お酒」(33%)、「美容」(20%)、「読書・漫画」(17%)が上位に。支払った金額が多かったのは「国内旅行」で2万7,832円。次いで「ギャンブル」(1万6,664円)、「習い事・資格」(1万1,435円)、「グルメ・お酒」(1万1,008円)、「推し活」(1万757円)と続いた。

次に、買い物に対する意識や行動について聴取した。その結果、値上げしてほしくない項目は、「光熱費」(59%)や「外食を除く食費」(47%)の2つが特に高く、「光熱費」は前年比4p増加、一方「外食を除く食費」は11pt減少し、度重なる値上げラッシュに諦め感が強まったよう。

また、直近3か月間の買い物行動では「クーポンやポイントを利用」「電気やガスの節約」「キャッシュレス決済の利用」が30%台で上位に。中でも「電気やガスの節約」は、半年前の結果と比べ9ptと大きく上昇した。

次に、家の外や外出先でのマスク着用意識について聞いたところ、65%が依然として「マスクを外さない」と回答。また、マスク非着用者に対しては「気になる」(51%)と「気にならない」(49%)が拮抗。マスク着用が個人判断となったこともあり「気になる」割合は先月より13ptと大きく低下した。

また、定点指標である「直近1週間の不安度」と「将来に対する不安度」は、先月からは横ばいで推移。直近1週間で行ったことを聞くと、多い順に「マスクの着用」「アルコール消毒液の使用」「石鹸などを用いた手洗い」と感染症対策が上位となっているものの、その割合は低下傾向に。また、「不要不急の外出を控える」は先月より4pt低下しており、春を迎え外出行動は増えている様子が見て取れた。