乗組員が落下し死亡 船橋で荷下ろし中「クレーンから」 千葉海保が経緯調査

29日午前8時50分ごろ、船橋市の千葉港葛南区日の出埠頭(ふとう)に着岸中だった「第二広洋丸」の船内で、男性乗組員(34)=神奈川県座間市=が積み荷の保管場所に落下した。意識不明の状態で病院に搬送され、死亡が確認された。
千葉海上保安部によると、同船は積んでいた砂の荷下ろし作業を行っていた。同海保の聞き取りに対し機関長は「(乗組員は)グラブバケット(クレーン)の中から落ちた」と話しているといい、同保安部は詳しい経緯や事故原因を調査している。
機関長が「荷役作業中、乗組員が負傷した」と千葉海保に通報した。同船は長さ約53メートル。