ホームセンターの店員が? 放ったひと言に「そもそも疑う」「理解すべき」

ちょっとした空き時間を利用して、単発で仕事ができる『スポットワーク』。
通称『スキマバイト』ともいわれ、人手不足に悩む企業や店舗にとっては、急なシフトの穴埋めなどに役立つでしょう。
また働き手にとっては、履歴書の用意や面接が不要で、1回限りの数時間から働けるなんてことも。
産経ニュースによれば、国内の『スポットワーク』を仲介するサービスの登録者数は、2024年8月時点で約1800万人に上るといいます。
多くの人が『スポットワーク』の利便性と柔軟な働き方に惹かれており、登録者は学生、主婦、フリーランス、学生、さらには定年後のシニア層にも広がっているのだとか。
※写真はイメージ
しかし手軽で柔軟な働き方が評価される一方、業務が短期間で終わることから、ネット上では、サービスや客への対応に課題を感じる声が聞かれています。
2024年10月、Xに投稿されたエピソードが議論になりました。
投稿者がつづったのは、とあるホームセンターを訪れた時のこと。店員に探していた商品の場所を聞くと、こんな言葉を発したといいます。
「私、『スポットワーク』をしているので分かりません」
※写真はイメージ
店員は、その日限りの仕事で教育を十分に受けていなかったのか、商品の場所を把握していなかったようです。
こうした場面では『スポットワーク』の特性上、どうしても知識や対応が限られてしまうのでしょう。
今回のエピソードを受けて、ネット上では批判的な意見が上がっています。
・せめて、分かる人に確認をするべきではないのか。
・確認をすること自体が、仕事のはんちゅうではないのでしょう。
・そもそも客と接する店内で仕事をさせていいのか疑います。
一方で好意的なコメントも上がっていました。
・無責任に間違ったことを伝えられるよりかは、全然いいです!
・短期間で働いているのだから、客も理解をするべきでしょう。
・せっかく働き口を広げているのだから、求めすぎもよくなのではないか。
こうして世論の意見に耳を傾けると、『スポットワーク』には便利さや柔軟さが評価される一方で、働き手のサポート体制や接客について改善の余地があるという意見もあるようです。
しかし、短期間で働く人に対し、温かく理解を示す声が多くなっているのも事実。
『スポットワーク』の働き方が社会にもっと浸透していくためには、店舗や利用者、働き手が互いに歩み寄りながら、気持ちよく利用できる環境を作っていくことが大切ですね。
[文・構成/grape編集部]