新潟県南魚沼市の上空などで5日、ヘリコプターによる雪崩パトロールが行われました。しかし、例年より積雪は少なく、道路に影響する大規模な雪崩の発生は無さそうです。
雪が融け露出する茶色い山肌。例年よりも積雪は少なく見えます。
しかし、標高の高い所では依然として雪が残っていることから、5日、北陸地方整備局長岡国道事務所などは南魚沼市や湯沢町の上空でヘリコプターによる雪崩パトロールを行いました。
パトロールの結果、例年よりも積雪は少なく、国道に影響するような大規模な雪崩が発生する兆候は見られませんでした。
【日本雪氷学会 雪崩分科会 町田誠 会長】
「(例年は)これから全層雪崩の時期になるが、早めに崩落したので、大規模雪崩の危険は無いと見ている」
【長岡国道事務所 湯沢維持雪害対策出張所 健名政博 所長】
「処理している部分もあるので、今回はこれで安全が確保できるのかなと思っている」
長岡国道事務所は、今後、雪害に対する体制を注意体制から平常体制にする予定だということです。