『あさイチ』食パンの“向き”を意識するだけで… 美味しく焼ける裏ワザ「びっくりした」

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29日放送の『あさイチ』(NHK)にて、最新のキッチン家電について特集。最新機能のない従来型のトースターでも、美味しく食パンを焼くことができるコツについて取り上げた。
最近ではトースターもかなり進化しており、庫内のファンで熱風を循環させるコンベクション機能や、蒸気でふっくら焼き上げるスチーム機能などがある機種もみられる。
ただ、食品科学の専門家・山田昌治氏によると、最新機能のない従来型の低出力タイプのトースターでも、食パンを美味しく焼くことができるコツがあるという。
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そのポイントは3つで、まず「乾いた布で庫内の汚れを拭き取る」。熱が壁に反射しやすくなり、熱効率が上がる。
次に「トースターの最高出力で1分間予熱」をする。そこへ食パンを入れるが、その際には「食パンの耳のくぼみを手前に置く」とよい。
食パンを製造する際、パンの生地が膨らむ過程で重力がかかり、下部は密度が高く、上部は密度が低くなる。そのため、食パンの上部分にあたるくぼみを手前に、密度が高く熱が伝わりにくい下部を温度の高い奥にすることで、ムラなく焼けるという。
食パンの向きを意識して焼くだけで、スタジオでも「結構変わります」との声があった。
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さっそく、Sirabee編集部でもこのコツで食パンをトーストして実験。

2枚の食パンを用意し、1枚はくぼみを手前、もう1枚は奥と逆になるようにして置いて焼いてみた。
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焼き加減に差がないか確認もするため、どちらの食パンも右側の部分を試食。すると、くぼみを手前にしたほうが、若干ながらも表面はサクッと、中はモチモチとした食感に。
ちなみにわが家では、棚の中でも一番安価な食パンを選びがち。なのに向きひとつで美味しくなるなんて…。これはびっくりした。

見た目も、くぼみを前にして焼いたほうがほんのりキツネ色の色味が濃く焼けているようにも見える。10年以上前から愛用しているトースターでも、効果を感じることができた。
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ちなみに、トースターの機種によっては説明書に「基準となっている食パンの厚さ」が明記されているものもある。基準の厚さと違うものでは焼き上がりが変わってしまう場合もあるため、自分の好みの厚さのパンが焼けるものを選ぶとよい。
Xでも「オーブントースターに食パンを入れるときに、美味しくなる向きがあったんだ! 知らなかったー」「くぼみを手前は覚えておこう! こんなこと考えたことなかったな」といった声も見受けられた。
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