便を採るときの“あの疑問”、人に聞けないからこそ… 専門家の回答に「知らなかった!」

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30日放送の『あさイチ』にて、大腸がん検診の便潜血検査の際の、便の採取の仕方について、正しい方法を紹介。
鈴木奈穂子アナウンサーや、ゲストの元レスリング世界女王でタレントの吉田沙保里も驚いた。
この日の番組では、大腸がん検診について特集。便に血が混じっていないかを調べる便潜血検査が早期発見につながることを取り上げた。
ただ、鈴木アナは「見本のイラストみたいなのがついているんですけど、まったくそんなふうに採れたことがないし、どう採ればいいのか」と話し、博多大吉も「人に聞きたくても聞けない。そんな詳しい人も周りにいない」と同調した。
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そこで、番組では改めて専門家に取材し、正しい採取について紹介。
採取キットの採便棒を便に刺してしまう人もいるが、刺すのではなく、棒を寝かせて表面をこすり取るようにするのが正しい。
採取の際には、棒の溝がいっぱいになっても、なるべく便の表面の広い範囲をこするようにする。少し採りすぎても、キットの容器が余分な便を落とす構造になっているため、気にする必要はないという。
これには、鈴木アナも「知らなかった!」と驚き、吉田も「すごいですね。分かりやすい」と感心した。
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また、視聴者から寄せられた疑問では、トイレに敷いた採取用シートが沈んでしまうといった声も。大吉も「置き方とか分かんないよね」と話す。
この場合、トイレの水の上に三重から四重に重ねたトイレットペーパーを浮かせ、その上に採取用シートを置く。座る際には、普段よりも少し前の位置に座るのがポイントとなる。
それでも沈んだり、シートがなくなったりした場合には、新聞紙のような大きめの丈夫な紙を数枚重ねて便器と便座の間に挟み、中央を少しへこませて、そこに重ねたトイレットペーパーを置くと便が水に沈まない。採取を終えた後は、紙を斜めにしてペーパーごと便を流し、紙はビニール袋などに密閉してゴミとして捨てるようにする。
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便が硬い人、柔らかい人もいるが、そのような場合には、事前に便秘薬や整腸剤を使うのがよい。薬を使用しても検査自体にはとくに影響がないという。
それでも硬い場合には、少し検査精度は落ちるものの、霧吹きで表面が湿る程度に水を吹きかけ、便が柔らかくなったところで押さえて採便棒でこすり取れば採取できる。
一方、柔らかい便の場合には、採便棒を立てて、全体を大きくかき回して採取する。ただ、下痢の場合にはうまく採取できないため、日を改めたほうがよいとのことだ。