新潟県三条市下田地区には、この時期にしか見られない「カタクリ」と「桜」が織りなす絶景が広がっています。
【桶屋美圭アナウンサー】
「まだ山々に雪が残る三条市下田地区。日本棚田百選にも選ばれているこの場所で、いま見頃を迎えているのがカタクリです。紫色の花を咲かせる可憐なカタクリと桜のコントラストが美しいです」
三条市下田地区の北五百川の棚田に咲くのは、早春の山を彩る「カタクリ」です。この場所では、今の時期だけ桜との共演が楽しめるとあって、家族連れなどが訪れていました。
【子ども】
Q.お花はどう?
「かわいいし、かっこいい」
【訪れた人】
「感動した。山が好きであちこちお花見に行くが、ここは桜も咲いているし、カタクリもあっていい」
中には、一眼レフで1000枚ほどの写真を撮影するという男性も。
【訪れた人】
「時間帯で、花がぐーっと反っている。これは午前9時ごろに来てもだめ。下がっているから。しっかり上がっているのを撮りたいので、時間を調整してきた」
というのも…
【桶屋美圭アナウンサー】
「カタクリの花びらは、朝と夜は閉じていて、日が昇り、気温が上がると反りかえってきます」
地元の人によりますと、カタクリが地上に出ているのは1年のうち数カ月ほど。
その間で、球根部分に1年分の養分を蓄えなければならないため、他の樹木が生い茂るまでの間、日光を独り占めできるこの時期に見頃を迎えるということです。
今しか見られない桜とカタクリの共演を楽しんでみてはいかがでしょうか?