育休コミュニティ「MIRAIS」は4月5日、「産・育休中の会社とのコミュニケーション」に関するアンケート結果を発表した。調査は2月13日~3月10日の期間、産・育休取得経験者244名を対象にインターネット調査にて行われた。
まず、会社とのコミュニケーションについて尋ねると、産・育休中に会社と連絡を取ることで、約80%の人が「復職への不安が解消された」と回答した。その理由には、現在の状況が分かると復職後のイメージがしやすいため不安が減る、といった意見があげられた。
続いて、上司や人事とのコミュニケーション手段を尋ねると、理想も現実も「メール」がトップに。続く現実の2位は「電話」だが、回答者の理想は「オンラインミーティング」となった。
オンラインであれば、対面よりも子どもの預け先確保などの調整ハードルが低く、電話やチャットよりも相手の様子が分かりやすいという利点から需要が高いと、同調査では推察している。
上司とのコミュニケーション内容について尋ねると、理想・現実ともに1位は「所属する部署やチームの近況」、2位は「復職後の働き方について」となった。
次に、人事とのコミュニケーション内容について質問すると、理想の1位は「会社全体のニュース」である一方、現実は「復職後の働き方について」という結果に。
産・育休者は自身の所属チームの近況、会社全体のニュース、復職後の働き方について知りたいと希望しているものの、実際に話す機会を持てないことで理想と現実にギャップがあることが分かった。復職への不安を軽減するにあたり、職場の情報を提供することが重要だと同社は考察している。