牛乳の消費拡大に向けた取り組みとして、山崎製パンが森永乳業とのコラボメニュー3品を4月1日に発売しました。今回はこちらの「生ドーナツ(牛乳ホイップ)」「生クロワッサン(牛乳ホイップ)」の2品を実食レビューしていこうと思います。
これらの商品は、農林水産省が一般社団法人Jミルクとともに立ち上げた「牛乳でスマイルプロジェクト」に山崎製パンが参加し、国産生乳の消費拡大に向けた取り組みの一環としてコラボに至ったそう。「森永のおいしい牛乳」をホイップやクリームに使うことで、コクがあるのに後味がスッキリした、牛乳の優しい味が楽しめるパンやドーナツとのこと。
今回は、コラボした森永乳業の看板アイテム「森永のおいしい牛乳」を一緒に飲みつつ、牛乳に囲まれたおやつタイムを楽しんでいきましょう!
○「生ドーナツ(牛乳ホイップ)」の気になる味は!?
「生ドーナツ(牛乳ホイップ)」パッケージの説明文には「生クリームを練りこんだしっとり口溶けの良い生地」と書いてあります。そう、実は生地にも「森永のおいしい牛乳」を使った生クリームを使用しているのです。生クリーム×生クリームはまさに楽園ですね。
いざ開封してみると、思っていたよりも端から端までしっかりと牛乳ホイップがサンドされていました。ぎっしりクリームが入っているので、最初から最後までクリームを楽しみながら食べられますね。そしてドーナツの上には程よい量のパウダーシュガーが。上品な甘さを感じることができました。
一口目から生クリームが口の中にしっかり入っていきます。他のパンでは一口目が生地だけのことも多々ありますが、今回は最初からクリームを感じることができました。
気になる生クリームは、想像していたよりは控えめ。ドーナツとパンの間のような印象です。個人的にはご飯としてもギリギリOKな味ではないかと感じました。牛乳のコクと生地の甘さがマッチして、食べる手がつい止まりません!
この生地の甘さによって、クリームのコクがより感じやすくなっているようにも思えます。絶妙なバランスを保っている「生ドーナツ(牛乳ホイップ)」、おやつに限らず、朝食やランチなど、是非色々なシチュエーションで食べたい一品でした。
○「生クロワッサン(牛乳ホイップ)」は食感が印象的!
「生クロワッサン(牛乳ホイップ)」のパッケージは白ベースに青文字で、「生ドーナツ」とは逆の配色。どちらも「森永のおいしい牛乳」と同じカラーですが、なぜ「生クロワッサン」が白、「生ドーナツ」が青なんだろう……と考えながら開封していきます。
こちらの一口目は特に食感に感動しました。クロワッサン自体はパリパリではないしっとりタイプで、柔らかさとほんのり感じる牛乳のコクがフワっと口に広がっていきます。二口目からやっとクリームと巡り合え、生地とクリームそれぞれのソフトな食感が口の中で楽しめます。
生地自体も少し口に含むだけで溶けていくようなテクスチャーで、気付いたら食べ終わり「もっと食べたい!」という気持ちにさせてくれます。
甘みはこちらの「生クロワッサン(牛乳ホイップ)」の方が若干強いように感じました。パンケーキなどのふわふわしたスイーツが好きな方には特におすすめしたい一品です。
最初にパッケージを見た時に感じた2商品の「配色の違い」、どうしてかなあ……と食べつつ考えましたが、「生ドーナツ」より「生クロワッサン」の方が甘くてクリーム感を強く感じるので、「生クロワッサン」はクリーム感を際立たせた白、「生ドーナツ」は青にしたのかもしれません。
そして実はこの生ドーナツ・生クロワッサンを食べている最中に、こちらの「森永のおいしい牛乳」も並行して飲んでいました。この大きなサイズを1人で。
そう、もちろん甘すぎる…というかコクで胃袋がいっぱいになりました。小学生の頃に牛乳をお代わりするべく挙手をしていた時期を思い出します……久々にたっぷり牛乳を飲みながら、小学校を卒業して給食を食べる機会が失われると、牛乳を飲む習慣が圧倒的に減ったなあ、と気付かされました。
最近ニュースで取り上げられることも多いですが、現在牛乳の消費が減っており、2021年末には年末年始で5,000トンもの牛乳が廃棄されるという発表も話題になりました。また、海外と比較すると日本の牛乳消費量は格段に少ないそう。この状況から牛乳の消費量を増やしていくには、まずは認知度を上げていくことが大切だと思います。特に若者層に対してはSNSでアプローチをかけることも肝になっていくでしょう。
今回の「生ドーナツ(牛乳ホイップ)」「生クロワッサン(牛乳ホイップ)」のコンセプトに対して感想をSNSで呟くだけでも、何かが動くと思います。フードロスに関心がある方に限らず、今回のコラボ商品をおいしく食べながら「牛乳の消費」について考えてみてはいかがでしょうか。