≪柏崎刈羽原発≫新潟県技術委員会の報告書案に異論も「問題ないと書いていいのか…」取りまとめ時期は未定

柏崎刈羽原発の安全対策に関する22項目について、東京電力に聞き取りを行うなどして報告書のとりまとめに入っているのは新潟県の技術委員会です。

6日は更新された報告書案の内容について確認しました。

報告書案では能登半島地震による影響がないか、国や東電に確認したことなどが新たに表記されたほか、東京電力の運転適格性を含む各項目について「現時点で問題となる点はない」とする委員会の所見が追加されました。

これに対して…

【委員】
「特に問題がないと書いてしまっていいのかというのは私としては少し疑問が残る」

【委員】
「(適格性の)判断を”規制委員会が行ったことは妥当であると考える”というような…」

委員からは項目によっては「問題はないとする」表現が適さないほか、引き続き東電に対応を求める文言を明記するべきなどの意見が出されました。

【県技術委員会 小原徹座長】
「この表現で議論が起きるだろうということは当然考えていて、あのままでいいという項目もありましたし、やはりこうじゃなくてはという意見もありまたし、そういった形で非常に深い議論ができたと思っている」

次回も委員会の所見の内容などについて議論される予定で、取りまとめの完了の時期は未定です。