柏崎市長選 反原発団体から新人が立候補表明「NO突きつけるため」 再稼働容認する現職との一騎打ちか

11月10日に告示される柏崎市長選挙について、6日、反原発団体の共同代表を務める女性が会見を開き、立候補を表明しました。選挙は現職との一騎打ちとなる見込みです。

【阿部由美子さん】
「柏崎刈羽原子力発電所を動かすことに不安のある人、東京電力に不安のある人、今の柏崎市政に納得がいかない人、皆さんのNOを突きつけるために立候補します」

任期満了に伴う柏崎市長選挙への立候補を表明したのは、反原発団体・柏崎刈羽市民ネットワーク共同代表の阿部由美子さん(62)です。

柏崎市出身で喫茶店を経営する阿部さんは、政党・団体などの推薦は受けず、柏崎刈羽原発の再稼働反対を訴えながら、再稼働問題の争点化を目指します。

【阿部由美子さん】
「柏崎の子どもたちのより安心な未来のために、いま私たちができることは、これ以上、核のゴミを増やさないこと、国策に追従するのではなく原子力政策から勇気ある撤退をすることこそが、いま柏崎に生きる私たちの責任だと思う」

一方、再稼働を容認する考えを示す現職の桜井雅浩市長もすでに3選に向け出馬する意向を表明しています。

【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「次の4年間も皆さんとともに担わせていただきたい」

柏崎市長選は11月10日に告示、17日に投開票されます。