【首都圏版】子育て世帯の「住みここちのいい街」ランキング、1位は? 昨年1位の”清澄白河”は3位にランクイン

大東建託は3月29日、「子育て世帯の街の住みここちランキング2022<首都圏版>」を発表した。調査は2022年3月8日~29日、首都圏在住の20歳~50歳の男女のうち、子どもを持つ既婚者1万2,628名を(男性37.6%、女性62.4%)対象にWebで行われた。

首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)の「子育て世帯の街の住みここち(駅)」ランキングの結果、東京都世田谷区に位置する「奥沢(東急目黒線)」(偏差値82.7)が1位に輝いた。居住者からは、「都会なのに静かで安全」「ちょっと田舎感があるのが気に入ってる」「閑静な住宅街ながら都心へのアクセスも良く、住人の人たちも落ち着いていて生活しやすい」といった声が寄せられ、因子別では「静かさ治安」で3位、「親しみやすさ」で4位の評価を獲得した。

2位は、東京都江東区に位置する「築地・新富町A(東京メトロ日比谷線)」(偏差値81.6)で、「銀座まで歩いて行ける」「治安の良さと都会へのアクセスの便利さ」「飲食店の充実度合い」が魅力のよう。「交通利便性」で2位、「行政サービス」で3位、「生活利便性」で4位、「親しみやすさ」で5位と、複数の因子で高い評価に。

次いで「清澄白河(東京メトロ半蔵門線)」(偏差値77.8)が3位にランクイン。「緑も多く、子どもを育てやすい環境」「文化的な施設が多い。教育水準が高い」「若い世代が多いので子育て支援が充実している」といった声が寄せられた。

以下、4位「学芸大学(東急東横線)」、5位「尾山台(東急大井町線)」、6位「都筑ふれあいの丘(グリーンライン)」、7位「与野(JR京浜東北線)」、8位「桜木町(JR京浜東北線線)」、9位「恵比寿(JR山手線)」、10位「白金台(東京メトロ南北線)」と続き、東京都の中でも閑静な住宅街が多い東急沿線や、東京都、神奈川県、埼玉県に位置する駅が上位にランクインした。

「子育て世帯の街の住みここち(自治体)」ランキングでは、「東京都中央区」(偏差値71.4)が1位に。「子育て世帯が多く明るい雰囲気。歩道が広く安全」「治安の良さ。どこに行くにもアクセスが良い。徒歩圏内に生活に必要な施設・設備がある。公園が充実している」「静かで過ごしやすい。景色がよく散歩していて楽しい」など、全8因子のうち「交通利便性」「親しみやすさ」で1位を、「生活利便性」で4位を獲得。

続いて、「千葉県印西市」(偏差値71.2)が2位にランクイン。「閑静な住宅街と自然豊富で子育てしやすい環境。大型のショッピング施設の充実」「道が広くて、車も自転車も歩行者も通りやすい」といった声が寄せられ、全8因子のうち「静かさ治安」「防災」では1位に、「物価家賃」では2位に輝いた。

3位には、「埼玉県さいたま市浦和区」(偏差値70.8)がランクイン。「行政サービス」「親しみやすさ」「防災」の各因子で4位、「生活利便性」で5位の評価を獲得しており、居住者からは、「教育環境が良く子育てしやすい」「治安も良く、安心して住める」「生活に困らないほど店があり、活気がある」「地域の人柄がいい」などの声が。

以下、4位「東京都武蔵野市」、5位「東京都目黒区」、6位「神奈川県横浜市西区」、7位「千葉県浦安市」、8位「神奈川県横浜市都筑区」、9位「東京都港区」、10位「東京都三鷹市」と続き、トップ10のうち、7つの自治体が「親しみやすさ」因子で10位以内に。また、「生活利便性」と「行政サービス」の両因子でトップ10に入っている自治体も5つあり、「親しみやすさ」あるいは「生活利便性」「行政サービス」因子の評価が、子育て世帯の住みここちの良さに繋がっていることがうかがえた。