「仲良くなれるおまじないがあるよ。こっちに来て」
男は、キャラクターの着ぐるみ姿の女性の耳元でこうささやいて人けのない場所まで連れて行き、ペロンと露出したイチモツを触らせていた。
三重県鈴鹿市のレジャー施設で、着ぐるみを着た女性に下半身を触らせたとして、埼玉県飯能市の福祉施設職員、後藤彰良容疑者(29)が4日、強制わいせつの疑いで同県警鈴鹿署に逮捕された。
昨年8月29日、レジャー施設が開園した直後の午前10時過ぎ、着ぐるみに身を包んだキャラクターたちが来園客を出迎えていた。
後藤容疑者は1人の女性キャラに近づくと、「仲良くなれるおまじないがあるよ」と声を掛け、一緒に建物の近くまで移動。2人が来園者に背を向けるように横並びになると、後藤容疑者はおもむろにズボンのチャックを下ろして陰部をペロンと露出。右手で女性の左手を掴んでイチモツまで誘導し、無理やり触れさせた。
「女性は驚きと恐怖のあまり『やめて下さい』とも言えず、されるがままだったようです。着ぐるみ越しではあったが、明らかに男性器の感触だったみたい。女性は被害後、上司に報告し、施設から警察に相談があった。後藤容疑者は事前に、着ぐるみキャラクターによる出迎えのイベントが当日、開催されるかをレジャー施設に確認した上で、来園していた。防犯カメラの映像の解析や聞き込みなどから犯人を特定した。ここの着ぐるみキャラクターが好みだったようで、そのためにわざわざ埼玉から鈴鹿まで来ていたようです」(捜査事情通)
調べに対し、「キャラクターの着ぐるみに性的な興奮を覚える」と供述。署は計画的な犯行とみて経緯を調べるとともに、余罪についても、捜査を進める。被害女性は「厳罰に処して欲しい」と話しているという。
女性は手まですっぽり覆われる着ぐるみを着用していたため、素手でイチモツに触れることはなかったが、お気に入りのキャラクターの手で触れてもらいたかったとしたら、相当な「着ぐるみフェチ」。被害に遭った女性キャラクターは、マニアの間では人気の「着ぐるみキャラ」だった。