立花孝志氏、わずか1か月で旧NHK党の党首に復帰宣言…「犯罪のにおいを感じた」大津綾香党首は除名処分

政治家女子48党(旧NHK党)が7日、国会内で定例会見を開き、前党首で事務局長だった立花孝志氏(55)が党首に復帰することを発表した。立花氏に代表権はなく、副党首の斉藤健一郎参院議員(42)が代表となる。また、大津綾香党首(30)を6日付で除名処分としたと明らかにした。
わずか1か月で党首に復帰した立花氏は、党の約11億円の借入金を復帰理由に挙げ「債権者の皆さんに安心してもらうためには、僕が真ん中に座るのがベスト」とした。また、大津氏を除名処分としたことについては、党の口座から「資金約900万円を不正に引き出そうとした」と説明。「犯罪のにおいを感じた。大津はまともな人間と思っていましたが、そういう人物ではない。大津綾香、文句があるならいつでも来なさい」と怒りをあらわにし「徹底的に追及します」と強調した。
一方、別に会見した大津氏は、変更について「全く聞いておらず、承認していない」と言明。立花氏らによる党資金の不明瞭な流れがあった可能性があり調査を始めるとして、少なくとも結果が出るまでは党首を続ける考えを示した。
◆政治家女子48党の最近の動き(肩書は当時)
▼3月8日 ガーシー参院議員が本会議での陳謝を拒否した責任を取り、立花孝志氏が党首を辞任。後任に大津綾香氏が就き、党名をNHK党から変更
▼15日 参院がガーシー氏を除名処分
▼16日 大津氏が神奈川県知事選に出馬表明。ガーシー氏に逮捕状が出る
▼23日 斉藤健一郎副党首の繰り上げ当選が決定
▼27日 斉藤氏が初登院
▼4月6日 大津氏が党を除名される