【J1新潟】“残留”争う柏と対戦!試合終了間際…藤原奏哉の劇的弾でドロー「追いつけたことはプラスに」

サッカー明治安田J1リーグ・アルビレックス新潟は11月9日、残留を争う柏と対戦。先制されたものの、試合終了間際に意地のゴールで追いつき、望みをつないでいます。

2度、試合終了間際に追いついたものの、惜しくも準優勝に終わったルヴァンカップの決勝から1週間。

【アルビ 松橋力蔵 監督】
「負けられないではなく、勝つ。そこに対しての執着というか、それくらい、しっかりと今持っているエネルギーを爆発させないといけないと話した」

ここまでリーグ16位のアルビは9日、アウェーで柏レイソルと対戦しました。

J2降格圏との勝ち点差は5で、自力残留を決めるためには“勝ち”が絶対条件のアルビ。

試合の主導権はリーグ17位で同じく残留に向け負けられないホームの柏に握られますが、キーパー・小島が好セーブを連発します。

一方、攻撃ではなかなかチャンスをつくり出せず、スコアレスで前半は終了。

後半6分に谷口のクロスを小野が落として最後は長谷川。しかし、チャンスを決めきれずにいると後半29分でした。コーナーキックから細谷にヘディングで合わせられ、柏に先制を許してしまいます。

1点を追いかけるアルビはリスクを承知でゴール前に人数をかけて厚みのある攻撃を展開。

後半43分には、橋本のクロスのこぼれ球を小見がシュート。これはポストに弾かれますが、この日もアルビは最後まで粘り強さを見せます。

後半アディショナルタイム、橋本のクロスを小見が落とすと、そこに飛び込んできたのは藤原。執念のシュートが相手ゴールに突き刺さり、土壇場で同点に。

残留を争う相手と1―1の引き分けに終わりましたが、アウェーで貴重な勝ち点1を積み上げました。

【アルビ 藤原奏哉 選手】
「残留争いをしている相手なので、最低限(勝ち点1)取れたことはよかった。欲を言えば勝ちたかったが、時間もギリギリの中、追いつけたことは次に向けてプラスになった」

アルビは現在、勝ち点41で16位。J2降格圏の18位磐田との勝ち点差は6に広げました。

ただ、アルビが残り2試合なのに対し、磐田はまだ3試合残っているため、自力で残留を決めるためには引き続き、勝利が必要な状況が続きます。

次節はホーム最終戦、11月30日にガンバ大阪と対戦します。