日本代表として優勝したWBCで二刀流の活躍を見せ、見事MVPとなったロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平。現在、週刊誌を主とする芸能マスコミでは、大谷の結婚相手候補に関する報道が加熱している。
2018年ごろから大谷との”交際匂わせ疑惑”が浮上していたのは、元バレーボール選手の狩野舞子。しかし、具体的な情報はなく、単なるガセネタだったということになっている。そんななか、新たな交際相手候補として名前が挙がったのが、侍ジャパンの白井一幸コーチの長女だ。白井コーチはかねてから、テレビ番組などで、自分の娘を大谷の結婚相手候補としてプッシュ。冗談交じりの発言とはいえ、一部マスコミでは、その可能性について分析されることになった。
さらに、4月6日発売「女性セブン」(小学館)は、大谷とともに侍ジャパンとしてWBCを戦ったヌートバー選手の実姉を大谷の結婚相手候補として報じている。
「あくまでも、ヌートバーの姉が大谷の結婚相手として好条件だという内容の記事で、2人の交際の事実があるわけではない。つまり、妄想や願望の域を出るものではないんです。そもそも、大谷に結婚願望があるかも誰にもわからないことですしね。ただ、万が一いつか報じていた通りの展開になったら、相当盛り上がるというわけです」(ベテランスポーツ記者)
真実であるかどうかはさておき、さまざまな“結婚相手候補”が報じられる大谷。こういった報道の是非はともかく、芸能マスコミにとって大谷はやはり重要な存在になっているという。
「もともと大谷のニュースはネットでもPVが取れるんですが、WBCで大活躍したことで、余計に大谷関連のニュースが読まれるようになっている。しかも、プライベートに関するニュースだとさらに読まれやすい。つまり、大谷の記事は出せば出すだけ読まれるんです。
もちろん、大谷の結婚相手に関するガチスクープを出すことが最大の目標ではあるものの、確定情報が出ないまま、いろいろな結婚相手候補に関する記事を出せたほうが、PVが稼げるという現実もある。現実味を度外視していろんな候補の名前が出てくるのは、そういった背景があるからですね」(同)
なんとも勝手な言い分だが、普段は有名人のスキャンダルを暴く芸能マスコミではあるものの、大谷については「できることならスキャンダルは出てほしくない」との思いがあるという。
「大谷が人気なのは、完璧なまでの清潔感があるからなんですよ。選手としてとんでもない結果を出しているだけでなく、圧倒的に人間性が素晴らしいから、あらゆる人から支持されている。その結果、相当なニュースバリューのある人物になっているんです。週刊誌メディアは、そのニュースバリューからくる恩恵を最大限に享受したいというのが目的なので、ニュースバリューが下がるような展開だけは避けたい。だから、大谷に関するネガティブな記事は出しにくいという現実もあるんです」(同)
とにかく”最高の人物”として在り続けてほしいというのが、週刊誌メディアの勝手な本音なのだ。週刊誌を代表とする芸能マスコミは、まだまだ大谷に頼り続けることになりそうだ。