第２０回統一地方選は９日、前半戦の９道府県知事選と６政令市長選、４１道府県議選、１７政令市議選の投票が行われ、即日開票された。
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大阪府知事選は大阪維新の会代表・吉村洋文氏（４７）が再選され、大阪市長選は同会幹事長の横山英幸氏（４１）が初当選した。大阪維新は２０１１、１５、１９年に続いて“大阪ダブル選”４連勝。２期目を決めた吉村氏は会見で「非常に厳しい選挙戦だと思って入った。改めて身が引き締まる思い」と話した。
分かりやすい争点がなく、反維新派候補は「ＩＲ・カジノ反対」を主に掲げたが、維新はその話題に触れない選挙戦だった。吉村氏は「結果的に一定の民意を得たのでは」と審判が下ったとの考えを示した。
テレビ番組のコメンテーターとしても活躍する、対立候補の法学者・谷口真由美氏（４８）＝無新＝は、市長候補の北野妙子氏（６３）とタッグ。谷口氏はＩＲを争点にできなかった点を「意識が醸成できなかったのは課題」と振り返った
自民はダブル選に独自候補を擁立しない“不戦敗”。府議候補の陣営が選挙期間中に「夢洲にディズニーリゾートを！」と掲示して物議を醸すなど、反維新も足並みがそろわなかった。