年々、利用する人が増えている「ふるさと納税」。自治体も返礼品を増やすなど、競争が過熱する中、新潟県湯沢町では、県内で初めてふるさと納税の自動販売機を活用したサービスが始まりました。
ふるさと納税とは、故郷や応援したい自治体に寄付できる制度。
寄付金の２０００円を超える金額が住民税・所得税から控除されるうえ、特産品などの返礼品がもらえるとあって、人気が高まっています。
【街の人】
Q．ふるさと納税をしたことは？
「している。返礼品で選んでいる」
【街の人】
「なんか、よく分からない」
【街の人】
「ネットでしているのは知っていたが、どんなものがいいとか、なかなか決め切れなくて」
「申請手続き」や「返礼品を選ぶのが大変」という声も。そこで…
【桶屋美圭アナウンサー】
「越後湯沢駅です。こちらでは、もっと手軽にふるさと納税をしてほしいと、ある機械が県内で初めて設置されました」
湯沢町の越後湯沢駅構内に設置されたのは、自動販売機！
【湯沢町 企画観光課 堀之内はる菜さん】
「自販機という身近なもので、もう少し『ふるさと納税の手続きは簡単だよ』と知ってもらえたら」
その寄付の方法が…
【桶屋美圭アナウンサー】
「パネルで寄付金額を選択。返礼品・数量を選び、運転免許証をかざします。クレジット決済レシートを持って、隣のサービスカウンターへ向かうと、そこで応援感謝券に引き替えることができます」
わずか３分ほどで返礼品の商品券が受け取れ、町内２５０か所以上の飲食・宿泊施設などですぐに利用できます。
【茨城から来た人】
「すごくいいことだし、地域おこしにも役立つ。どんどんアピールすると、広がっていくのでは」
湯沢町では、県外や海外からの観光客が増えていて、観光地に向かう前に寄付をしてもらい、返礼品の商品券を活用してもらいたい考えです。
【湯沢町 企画観光課 堀之内はる菜さん】
「ぜひ湯沢町に訪れて、地域の魅力をふるさと納税を通して知っていただいて、皆様の旅の思い出にプラスになるような、ふるさと納税自販機になれば」
自販機での寄付は１万円から可能で、寄付証明書などは後日送付されます。