愛知県が飲食店の認証制度「あいスタ」終了へ 新型コロナの「5類移行」で新たに5項目のセルフチェックを実施

愛知県は、新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行する5月から、感染防止対策の認証制度「あいスタ」を終了し、5つのセルフチェックによる「あいスタ宣言店」を開始すると発表しました。
愛知県では2021年6月から、感染防止対策が徹底された県内の飲食店に対して、県が委託した第三者が認証を行う「あいスタ」を運用してきました。
しかし、5月8日から新型コロナの感染症法上の分類が「5類」に引き下げられることで、国から第三者による認証制度も終了する方針が示されたということです。
そこで、愛知県の大村知事は11日の会見で、現行の認証制度「あいスタ」を5月7日で終了し、5つのセルフチェックによる「あいスタ宣言」=「ニューあいちスタンダード宣言店」を8日から開始すると発表。
具体的には(1)窓開けなどの自然換気や機械換気により効果的な換気をする、(2)手洗いなどの手指衛生など従業員の衛生管理をする、(3)発熱など体調不良の場合は出勤させないなど従業員の体調管理をする、(4)発熱など体調不良の方へ入店を控えるよう張り紙などで呼びかける、(5)流行期には三密回避など愛知県から更なる感染防止対策の呼びかけなどがあった場合は適切に対応する。
以上の医療関係者の意見を踏まえた5項目をセルフチェック。これまで「あいスタ」認証されていた店に関しては書類を郵送し、8日から新しく申請する店は県のホームページで手続きを行います。完了すれば「あいスタ宣言店」のステッカーをダウンロードできるということです。
大村知事は「登録するもしないも自由だが『いいじゃん、あいち旅キャンペーン』の旅行支援割引については、あいスタ宣言店の店を対象にする」とし「ステッカーを掲示することで引き続き利用者に感染防止対策をアナウンスして、安全安心な店舗であることをアピールできる」としています。
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