4月に入って1週間以上経つ。暖かくなってきたが、夜はまだ少し肌寒いので、夕食に煮込み料理を食べる人も多いだろう。
最近ネット上では、料理を作る際にやりがちな「ある行動」が調理器具を破損する恐れがあると話題を呼んでいて…。
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事の発端は、3月下旬、調理器具を企画・販売する和平フレイズ公式ツイッターのある投稿だった。
ガラス蓋が割れてしまったツイートを見かけましたので、注意喚起させていただきます。
調理中で一番危険な使用方法をご紹介します。「お玉を入れたまま蓋をする」と反対側に炎が上がり、はみ出たガラス部分に直火があたって突然割れてしまいます。火力の問題ではありません。続きます↓ pic.twitter.com/WKVqtffcSX
和平フレイズ【公式】 (@waheifreiz) March 27, 2023
「調理中で一番危険な使用方法をご紹介します」と始まり、「お玉を入れたまま蓋をすると反対側に炎が上がり、はみ出たガラス部分に直火があたって突然割れてしまいます」と、驚きの内容が綴られていたのだ。
煮込み料理を作る際、材料を火にかけ、お玉でかき回し、出来上がりまでの待ち時間に、お玉を挟む形でガラス蓋を置く…。記者も経験があるが、おそらく多くの人がやったことがあるのでは。
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料理中、何気なくやっていたことがNGであることを告げる件の投稿は、ネット上で話題に。「これは確かにうっかりやりがち」「過去2回、これで割ってしまったことがある」「全然知らなかった。大変なことしてたのか…」「そういえば、家庭科の先生が言ってた気がする」など、驚きの声が多数あがっている。
普段、何気なく使用しているガラス蓋だが、どのような点に注意すればいいのだろうか。件の投稿をした和平フレイズに取材した。
まずは、お玉を入れたまま蓋をすると、ガラス蓋が割れる原因について尋ねた。和平フレイズの担当者は「お玉の素材、鍋の大きさによって異なります」と前置きしつつ、続ける。
「お玉を入れたまま蓋をすると蓋がずれます。そうすると、火力がどうであれ、ずれてはみ出た部分にコンロから熱気が当たり、割れる原因につながります」(担当者)。
料理中の“あの行動”、ガラス蓋が割れる危険… 「大変なことし…の画像はこちら >>
入れ方によってはずれないそうだが、今後お玉の上からガラス蓋を置くのは控えたいところだ。前出の担当者によれば、こうした現象によりガラスが破損するなどの事故をめぐり、毎年数件問い合わせを受けているという。
その他、ガラス蓋を扱う際に気を付けるべき点を尋ねたところ、「取扱い説明書に記載されております内容を守っていただければ幸いです」(前出・担当者)という回答だった。
取り扱い説明書には、「高い所から落とす等、急激な衝撃、強い衝撃を与えないでください」「電子レンジやオーブンに使用しないでください」など、多くの注意事項が記載されている。よく見ると、「たわし、または磨き粉のご使用、傷が付くような取扱は避けてください」「食器洗浄機や食器乾燥機には使用しないでください。白く濁ったり、割れる事があります」など、これまたついしてしまいそうなことが。
これらは、ガラス蓋に貼られた注意書きシール等でも呼びかけられている。この手の注意書きをよく読んでいなかった人は、今一度確認しておこう。