千葉県は11日、県内居住の20代男性がサル痘に感染していることを確認したと発表した。県内での感染確認は3例目。男性に海外渡航歴はなかった。現在は自宅療養中で、症状は安定しているという。
県疾病対策課によると、男性は3月28日に発熱し、肛門痛と発疹の症状が出現。4月3日に県内医療機関を受診したがサル痘は疑われなかった。6日に別の県内医療機関を受診しサル痘が疑われ、保健所が検体採取できる医療機関を紹介した。7日、県衛生研究所の検査で陽性が確定した。男性の国籍や居住地などは明らかにしていない。
サル痘はウイルスによる急性発疹性疾患で、アフリカ大陸のリスなどげっ歯類が自然宿主とされる。人から人へは皮膚の発疹部位、血液との接触などで感染するという。1月に県内では2例目となる40代男性の感染が判明していた。