「可憐でみずみずしい、新潟のお姫様のようなイチゴ」というのが名前の由来となっている『越後姫』。そんな越後姫をふんだんに使ったスイーツを楽しめるカフェが3月、新潟市南区のフルーツ農園にオープンしました。
そこには、新型コロナの打撃を受ける中、ピンチをチャンスに変える逆転の発想がありました。
【桶屋美圭アナウンサー】
「新潟市南区の白根グレープガーデン。イチゴやブドウ狩りなど、フルーツ狩りができる施設として観光客にも人気の場所ですが、3月、フルーツ園ならではのカフェがオープンしました」
年間100種類以上の果物を栽培している白根グレープガーデン内に3月14日、オープンしたのが『フルーツカフェ』。
【白根グレープガーデン 笠原秀夫 専務】
「もともと、ブドウ園の下で焼き肉を提供していたが、新型コロナ禍で営業できなくなってしまったので、農園の強みを生かした新しい分野で何かできないかということで」
構想から3年をかけオープンしたカフェでは、新鮮な果物を使用したサンドウィッチやパフェなどが楽しめます。
中でもオススメなのが、〈越後姫パフェ 1300円〉。
10粒以上の越後姫と越後姫のシャーベット・リンゴチップなどが入っています。
【桶屋美圭アナウンサー】
「果肉が甘くてとてもジューシー。イチゴの甘さと酸味を引き立ててくれるような、さっぱりとした生クリーム」
さらに、越後姫ジュースもいただきました。
【桶屋美圭アナウンサー】
「果肉がごろっと入っていますし、イチゴのつぶつぶ感も感じられるので、イチゴをそのまま飲んでいるような感覚です」
実はこのジュース、食品ロスの削減にも一役買っているんです。
【白根グレープガーデン 笠原秀夫 専務】
「もともとお客さんが収穫しなかったイチゴは処分したりしていたが、それを何とか、形を変えて。小さいほうが味が凝縮されているので、その分、しっかりイチゴを味わってもらえる」
県外からの客足も戻り始めた白根グレープガーデン。観光農園として県全体を盛り上げていきたいと話します。
【白根グレープガーデン 笠原秀夫 専務】
「時期によって、果物がどんどん変化していくので、それも一つの楽しみとして味わってもらいたい。農園散策をしながら、果物パフェを召し上がってもらえたら」
最後に、おいしいイチゴの選び方・食べ方も聞きました。
【白根グレープガーデン 笠原秀夫 専務】
「つやがあって、ヘタがしっかりと反り返っているものがおいしい。ヘタを持って、先端から食べがちだが、先端が一番甘くなっているので、できればヘタを取って、ヘタのほうから食べてもらうと、最後までおいしく食べることができる」
越後姫は6月ごろまで楽しめるということです。