『常連客』と間違われて? 出てきた料理に、客「そう来ましたか」

気に入った飲食店に頻繁に通うと、店側に常連客だと認知されます。
毎回同じ料理を頼んでいると、細かく注文せずとも、いつものセットが運ばれてくるかもしれません。
しかし、飲食店に通い詰めることがない人は、常連扱いを受ける機会がありませんよね。
銭湯や喫茶店などを巡るのが趣味の、ノムラ(@nomu1010)さん。
めったに行かない中華料理店に入った時の、レアな経験をXに投稿しました。
カウンターに座ったノムラさんは、なぜか店員から「いつもの?」と聞かれます。
(私に似た常連さんがいて、いつも同じ物を食べるのだろう)
そう推測したノムラさんは、好奇心が抑えきれず、とりあえず首を縦に振ってみることに。
ついでに、空腹のため「大盛で」といってみたそうです。
すると、餃子の大盛がテーブルに到着。並みより4個多い、10個の餃子が皿に並んでいるのを見たノムラさんは、「そう来ましたか」と胸中で思います。
ほどなくしてビールの小瓶も運ばれてきました。
(さて、この後どうしようか)
餃子がなくなりかけた頃、カウンター内を見ると、店員が鍋で肉と野菜を炒め、麺をゆで始めていました。
麺の上に野菜炒めを乗せ、最後に焼豚を飾って、ラーメンの完成!
会計時に、食べたラーメンのメニュー名が『チャンポン麺』だと知ったのでした。
(おいしかった。今度から私も注文しよう。会ったこともない常連さん、教えてくれてありがとう)
感謝しつつ、チャンポン麺とは別に『野菜そば』というメニューもあったため、違いを聞いてみたノムラさん。
すると、以下が分かったのです。
・チャンポン麺 醤油スープ+野菜炒め→濃い味
・野菜そば 塩スープ+茹で野菜→あっさり
店員によると、同じ600円でも、似て非なるものだとのこと。
偶然にもノムラさんは、見知らぬ人のおかげで、常連の気分を味わえたとともに、メニューに詳しくなれたのでした。
店員の勘違いから始まったエピソードに、心を掴まれる人が続出しています。
・小説みたいな出来事ですね。知らない『いつもの』が出てくる経験、ワクワクする!
・不測の事態が起こっても、流れに身を任せるのってすごい。私もこんな風に人生を楽しみたいな。
・やってみたい!自分の街にも、私と似た常連客がいる飲食店があるといいのに。
・冒険する勇気がある人だ。こういう、不思議な縁の話って好きだな。
・餃子もラーメンもおいしそう!雰囲気まで好きな町中華だ。
メニューから自分で選ぶと、いつも似た料理になりがちなのは『外食あるある』。
たまにはこんなハプニングで、普段は選ばないかもしれない料理を味わうのも、いいものですね!
[文・構成/grape編集部]