上司のパワハラ、不当解雇 元職員の女性看護師、賠償求め提訴 館山の専門学校運営

安房医療福祉専門学校(館山市)の元職員だった50代の女性看護師=県内=が12日、上司からパワハラを受けた上に不当に解雇されたとして、同校を運営する社会福祉法人「太陽会」を相手取り、損害賠償など計約1500万円を求める訴訟を千葉地裁に起こした。
原告側によると、女性は2014年4月から同校に専任教員として勤務。16年2月ごろに精神障害を発症して休職した。その後、復職を希望したが、休職期間満了で退職を通知された。
女性は14年末ごろから「何一つ責任持ってやった仕事ないでしょ」「もっとできる人だと思っていた」などと上司や校長に人格を否定される言葉を度々かけられたという。パワハラに起因する休職であることから、退職扱いは不当で解雇に当たると主張した。
同法人は「訴状はまだ届いていないが、こちらの主張を裁判で明らかにしていく」とコメントした。