グローバルファイナンシャルスクールが1月27日、「貯蓄型保険」に関する調査結果を発表した。調査は1月18日~22日、何らかの民間保険に加入している全国20~60代の男女728名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、「貯蓄型保険」に加入している人は67.3%。年代別では20代が72.3%と最も多く、最も少ない60代(62.7%)と10ポイント近い差が明らかに。
貯蓄型保険のうち、加入者が最も多かったのは「終身保険(円建)」(38.3%)で、次いで「個人年金保険」(26.8%)、「終身保険(外貨建)」(16.6%)となり、特に、20代では「終身保険(外貨建)」(29.9%)が高くなっている他、「学資保険」は子育て世代でもある40代(24.0%)と30代(19.0%)で多く加入していることがわかった。
次に、貯蓄型保険でどのくらいの保証金額を見込んでいるのかを聞いたところ、最も多いレンジは「100万円~300万円未満」(21.2%)で、次いで「300万~500万円未満」(18.0%)、「500万~1,000万円未満」(16.9%)となり、6割以上が1,000万円未満の保証を見込んでいることが判明。さらに、1,000万円以上の保証を見込む人は16.8%で、2,000万以上だと5.6%。一方で、約2割の人が、貯蓄型保険で見込む保証金額が「わからない」と回答した。
加入方法については、「生命保険会社の訪問営業員」(38.5%)が最多で、次いで「通信販売やネット」(18.4%)、「保険代理店の訪問営業員」(16.2%)となったが、50代と60代ではその「生命保険会社の訪問営業員と」が50%に到達したのに対し、20代では21.2%に留まるなど、年代による差が明らかに。20代は、その分、ショップや通信販売・ネット、保険代理店の訪問営業員などいろいろな加入方法でバランスよく分散されている傾向が見て取れた。
また、保険の加入方法によって手数料の設定が異なることを約半数(45.9%)がしっかりと理解していないことが判明。理解している人の割合が高かったのは、20代(65.0%)と30代(53.4%)で、半数を超えた。