毎年4月14日から2日間行われる「春の高山祭」。新型コロナの影響などで中止されていた絢爛豪華な祭屋台の曳き揃えは4年ぶりです。
4年ぶりに春の高山祭が“もとの姿”に…ヨーロッパやアメリカか…の画像はこちら >>
観光名所の「古い町並み」などを巡る屋台。呼び物のひとつはからくり奉納です。
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からくりも4年ぶりに通常の形で披露。「三番叟（さんばそう）」のからくりでは、童子が一瞬にして翁に変身する見どころを迎えると、観光客からは歓声が上がりました。
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高山祭には去年は5万3000人、おととしは1万9000人が訪れました。ことしは、午後2時の時点で4万5千人。欧米を中心とした外国人観光客が多く訪れています。
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コロナで苦境に立たされていた地元も、インバウンド需要の復活に期待です。
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その「春の高山祭」の見所の一つに、「獅子舞（ししまい）」もあります。76年の歴史を持つ市内森下町の獅子舞保存会ではこの日、祭り本番に向けて最後の全体練習。所属する子どもたちは現在およそ80人。「より多くの人に伝統を継承したい」と、4年前から女子も集めるようになっています。その初めての女子メンバーが、ことし中学2年生の水本奈々さんと長谷川千夏さんです。
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「（小学）3、4年生の運動会の時に、学年種目で獅子舞をやってすごく楽しかったので」「（以前は）女の子が1人もいなくて1人だと不安だった。偶然、奈々も一緒でそれで『やろう！』と思いました」獅子舞は前後で息を合わせることが何より大事。今では2人に続いて女子メンバーは9人に増えました。
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しかし、水本さん、長谷川さんの2人が4年前に初めて加わってから、おととしまでは祭りはコロナで中止に。去年も雨のために満足に披露できず、コロナ禍以前のような完全な形で獅子舞が披露できるのは2人にとって今回が初めてです。
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14日…、神社の境内でお祓いを受けたあと町内を一軒一軒回ります。江戸から続く高山祭、新たな一歩を踏み出しました。
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午後6時半からは、6年ぶりとなる「夜祭（よまつり）」も開催予定。15日も天候が良ければ屋台の曳揃えは行われ、春の高山祭、4年ぶりの完全復活となります。